朝シャワーはげると検索しているあなたは、きっと朝シャンで抜け毛が増えた気がしたり、朝シャワーの脱毛リスクや朝シャンで薄毛になるのかが不安になったりしているのではないでしょうか。うん、その不安、すごく自然です。排水口に髪が集まっていると、心臓がきゅっとしますよね。
結論からいうと、朝シャワー自体ではげるわけではありません。ただし、朝の忙しさで洗い方・すすぎ・乾かし方が雑になると、頭皮環境が乱れたり、髪が傷んだりすることはあります。つまり、問題は朝シャワーそのものではなく、雑な朝シャワーです。
この記事では、朝シャンと夜シャンはどっちがいいのか、シャンプーしすぎではげるのか、お湯だけの朝シャワーで足りるのか、熱いお湯で抜け毛が増えるのか、ドライヤーで抜け毛が増えるのか、濡れたままの抜け毛や切れ毛、頭皮の乾燥による抜け毛、すすぎ残しによる頭皮トラブルまで、髪の毛目線でやさしく整理します。怖がりすぎず、でも雑に扱わない。ちょうどいいヘアケアを一緒に見つけましょう。





この記事のポイント!
- 朝シャワーではげると言われる本当の理由
- 抜け毛と切れ毛を見分ける考え方
- 朝シャン派が避けたい頭皮ダメージ
- 受診を考えたい薄毛や頭皮トラブルのサイン
朝シャワーはげる説の真相
まずは、朝シャワーはげるという噂の正体をほどいていきます。大事なのは、朝という時間帯そのものと、朝にやりがちな雑な洗い方・すすぎ・乾かし方を分けて考えることです。朝シャワーが悪いのではなく、忙しさでケアが雑になることが問題になりやすいんですよね。
朝シャンで抜け毛が目立つ理由

朝シャンで抜け毛が増えたように見える一番の理由は、シャワーが髪を抜いているというより、すでに抜ける準備ができていた髪が水流や指の動きでまとまって見えるからです。髪は成長期、退行期、休止期という流れで入れ替わり、休止期に入った髪はいずれ自然に抜けます。
一般的には、1日に50〜100本前後の抜け毛は生理的な範囲とされることがあります[1]。ただし、これはあくまで一般的な目安です。髪の長さ、量、洗髪頻度、季節、体調によって見え方はかなり変わります。ロングヘアの人なら、同じ本数でも排水口でかなり多く見えますよね。うん、あれは本当にびっくりします。
毎日洗う人と、2〜3日に1回洗う人でも、シャワー中に見える毛の量は変わります。洗わない日に自然に抜けた毛が髪の間に残り、次の洗髪時にまとめて流れることがあるからです。つまり、排水口の髪だけを見て「朝シャンのせいではげる」と判断するのは早いんだな〜。
ポイント
シャワー中に見える抜け毛は、シャワーが新しく抜いた毛とは限りません。すでに抜ける段階だった毛が、洗髪でまとめて見えている可能性があります。
不安なときは、排水口の量だけでなく、鏡で見た分け目、つむじ、生え際、髪全体の密度を数週間単位で見てください。昨日より今日、という短期の変化だけで判断すると、髪の毛さんとしてはちょっと焦りすぎかもなーと思います。
朝シャンで薄毛になる誤解

朝シャンで薄毛になるという話は、半分は不安から生まれた誤解です。朝に洗ったから毛根が弱って、そのまますぐはげる、という単純な仕組みではありません。持続する薄毛の原因としては、男性型脱毛症、女性型脱毛症、休止期脱毛、円形脱毛症、頭皮の炎症、強く引っ張る髪型による牽引性脱毛症などが考えられます[2]。
特に、男性のM字後退やつむじの広がり、女性の分け目の広がりや全体的なボリューム低下は、朝シャワーだけで説明するより、AGAやFAGAなどの進行性の薄毛を疑って考えたほうが自然な場合があります。ここを朝シャンのせいだけにすると、本当に必要な対策が遅れてしまうこともあるんです。
一方で、朝シャンのやり方が悪いと、頭皮の乾燥、かゆみ、赤み、フケ、切れ毛、パサつきにつながることはあります。これらが重なると、髪が減ったように見えたり、抜け毛が増えたように感じたりします。つまり、朝シャンそのものより、洗いすぎや摩擦などの習慣が問題になりやすいという整理です。
| 気になる状態 | 考えやすい原因 | 見直したいこと |
|---|---|---|
| 洗った日だけ抜け毛が多く見える | 自然脱毛がまとまって見えている | 数週間単位で毛量を観察 |
| 短い毛や切れた毛が多い | 摩擦や熱による切れ毛 | タオル、ブラシ、ドライヤー |
| 生え際やつむじが広がる | AGAなど進行性の薄毛 | 皮膚科や専門家への相談 |
| 赤み、かゆみ、フケがある | 頭皮炎症や刺激 | 製品の見直しと受診 |
髪の毛さんとしては、朝シャンを敵にするより、あなたの頭皮に合うかどうかを見てほしいです。朝に洗うことで快適に過ごせる人もいますし、夜も朝も洗って乾燥しやすくなる人もいます。答えはひとつじゃないんですよ。
シャンプーしすぎと頭皮乾燥

シャンプーしすぎではげるのかという疑問は、かなり多いです。ここで大事なのは、シャンプーそのものが悪いのではなく、必要以上に皮脂を落としすぎる洗い方が頭皮トラブルにつながりやすいということです。
頭皮の皮脂は、ただの汚れではありません。外部刺激から頭皮を守る役割もあります。もちろん、皮脂が多すぎたり、汗や整髪料と混ざって残ったりすると、におい、ベタつき、フケ、かゆみの原因になります。でも、落とせば落とすほど良いわけでもないんです。バランス。ここが髪の世界では本当に大事です。
洗髪頻度は少なければ少ないほど良いとは限らず、アジア人を含む研究では、適切な高頻度洗髪が頭皮や髪の満足度に良い結果を示した報告もあります[3]。ただし、夜にしっかりシャンプーしているのに、朝も毎日シャンプーをする。さらに洗浄力の強いシャンプーを使い、熱めのお湯で長く洗う。この流れが続くと、頭皮が乾燥しやすくなる人もいます。
注意したい洗いすぎサイン
- 洗った直後から頭皮がつっぱる
- 細かい乾いたフケが出る
- かゆくて無意識にかいてしまう
- 髪の根元は乾くのに毛先がパサつく
- 夕方になると逆にベタつきが強い
このようなサインがあるなら、朝はシャンプーではなくぬるま湯ですすぐだけにする、シャンプー量を減らす、低刺激タイプに変える、洗う時間を短くするなどの調整を考えてみてください。特に、頭皮が乾燥しやすい人や敏感肌の人は、毎朝の追加シャンプーが負担になることがあります。
ただし、脂性肌で寝汗が多い人、前夜に整髪料を落とせていない人、仕事や運動で汗をかきやすい人は、朝の洗髪が必要なこともあります。だから「毎日シャンプーはだめ」と一律に決めるのも違います。あなたの頭皮の反応を見ながら、ちょうどいい頻度を探すのが一番です。
熱いお湯と頭皮ダメージ

熱いお湯で抜け毛が増えるのかも、よくある不安です。熱いお湯を浴びた瞬間に毛穴が開いて髪がごっそり抜ける、という説明は単純化しすぎです。ただし、熱すぎるお湯が頭皮や髪に負担をかけやすいのは確かです。
熱いお湯は皮脂を落とす力が強く、頭皮の乾燥を招きやすくなります。頭皮が乾燥すると、かゆみや赤みにつながりやすく、かくことでさらに刺激が増えます。髪の表面も乾燥しやすくなり、キューティクルの乱れ、パサつき、切れ毛の原因になることがあります。はげるというより、髪と頭皮のコンディションが乱れて薄く見えるというイメージのほうが近いです。
朝は時間がないので、熱めのお湯で一気に目を覚ましたくなる気持ち、わかります。そうかー、眠い朝には熱いシャワーが気持ちいいですよね。でも、髪の毛さんとしては、頭皮に当てるお湯はぬるめが安心です。目安としては36〜38℃前後を意識するとよいでしょう。ただし、体感温度には個人差があるので、熱いと感じる温度は避けるくらいで大丈夫です。
豆知識
朝シャワーで体を温めたい場合でも、頭皮に長時間熱いお湯を当て続ける必要はありません。体は温めつつ、髪と頭皮はぬるま湯でやさしく扱うのが現実的です。
また、シャワーの水圧が強すぎる場合も、頭皮に刺激を感じることがあります。水圧だけで健康な髪が抜けるとは考えにくいですが、敏感な頭皮には負担になることもあります。頭皮がヒリヒリするなら、水温だけでなく水圧も少し落としてみてください。
すすぎ残しと頭皮トラブル

すすぎ残しと頭皮トラブルは、朝シャワー派が特に気をつけたいポイントです。朝は急いでいるので、泡をさっと流して終わりにしがちですよね。でも、シャンプーやトリートメント、整髪料の成分が頭皮に残ると、かゆみ、赤み、フケ、ベタつき、においの原因になることがあります。
一般的なシャンプー成分が誰にでも直接脱毛症を起こすとは言いにくいですが、香料、保存料、コカミドプロピルベタインなどの成分が、体質によって接触皮膚炎の原因になることはあります[4]。もちろん、すすぎ残しがあるから即はげる、という話ではありません。ただし、頭皮に刺激や炎症が続くと、髪が育つ環境としてはあまりうれしくありません。
特に注意したいのは、耳の後ろ、襟足、生え際、つむじ周辺です。泡が残りやすく、洗えているつもりでもすすぎが甘くなりがちな場所。朝は髪をセットすることに意識が向きやすいですが、セット前のすすぎこそ地味に大切です。
朝シャワーのすすぎチェック
- 生え際にぬるつきが残っていないか
- 耳の後ろまでお湯が届いているか
- 襟足の泡を流し切っているか
- 頭皮を指で動かしてすすげているか
- コンディショナーを頭皮にべったり付けていないか
シャンプーは髪の長さ全体にこすりつけるより、頭皮を中心に泡で洗う感覚が向いています。コンディショナーやトリートメントは、基本的に毛先中心。頭皮にべたっと塗ると、合わない人ではかゆみやベタつきにつながることがあります。
頭皮に残るケア用品の不安については、髪の根元に粉や成分が残るケースを解説したドライシャンプーと抜け毛の関係も参考になります。通常のシャンプーとは違いますが、「頭皮に残るものが刺激になることがある」という考え方は共通しています。
ドライヤーで抜け毛は増える?

ドライヤーで抜け毛が増えるのかという質問には、「使い方による」と答えるのが一番正確です。ドライヤーの風を当てたから健康な毛根が急に弱る、というより、問題になりやすいのは高温、近距離、長時間、同じ場所への当てすぎです。
髪は熱に弱い部分があります。高温の風を近くから当て続けると、髪表面のダメージ、乾燥、切れ毛、パサつきにつながります。特に朝は急いでいるので、ドライヤーを髪に近づけて一気に乾かしたくなりますよね。でも、それは髪の毛さんからすると「熱い熱い、ちょっと待って」案件です。
一方で、ドライヤーを使わず濡れたまま長時間放置するのも、必ずしも髪にやさしいとは限りません。濡れた髪は摩擦や引っ張りに弱く、乾いているときより傷みやすい状態です[5]。また、ヘアドライヤーの研究では、15cm程度離して動かしながら乾かす方法が、自然乾燥より髪内部へのダメージを抑える可能性が示されています[6]。
髪にやさしい乾かし方
- タオルでこすらず押さえて水分を取る
- ドライヤーは15cm以上離す
- 同じ場所に固定せず風を動かす
- 根元から乾かして湿りを残しすぎない
- 熱さを感じたら温度や距離を調整する
ドライヤーや熱による髪の扱いについて詳しく知りたい場合は、ヘアアイロンではげる不安と切れ毛の原因も参考にしてください。アイロンとドライヤーは道具としては違いますが、熱と摩擦をどう減らすかという考え方はかなり近いです。
ドライヤーは敵ではありません。雑に使うと敵になり、やさしく使えば味方になります。朝の時短を優先しつつも、距離と温度だけは意識してほしいなーと思います。
朝シャワーはげる不安の対策
ここからは、朝シャワーはげる不安を減らすための実践編です。結論はシンプルで、朝シャワー自体を禁止する必要はありません。ただ、朝は時間がなくてケアが雑になりやすいので、洗い方・すすぎ・乾かし方の最低ラインを守ることが大切です。あなたの頭皮タイプ、前日の洗髪状況、整髪料の有無に合わせて、負担の少ない方法に調整していきましょう。
濡れたままの髪と切れ毛

濡れたままの髪で抜け毛が増えると感じる場合、実は毛根から抜けた毛ではなく、切れ毛が混ざっていることがあります。ここ、かなり大事です。排水口やブラシに落ちている髪を見ると全部抜け毛に見えますが、毛の途中で切れたものと、毛根から自然に抜けたものは別物です。
濡れた髪は水分を含んでふくらみ、乾いた髪よりも摩擦や引っ張りに弱くなります。濡れた髪のブラッシングやコーミングは、髪質によって切れ毛の出方に影響することが報告されています[7]。その状態でタオルでゴシゴシこする、細かいブラシで無理にとかす、絡まった髪を一気に引っ張る、濡れたままきつく結ぶ。こうした習慣があると、髪が途中で切れやすくなります。
切れ毛が増えると、毛先がスカスカに見えたり、表面に短い毛が飛び出したり、全体のボリュームが落ちたように感じたりします。これが「はげてきたかも」と感じる原因になることもあります。でも、切れ毛と進行性の脱毛症では、見るべき場所も対策も違います。
| 見分けるポイント | 抜け毛 | 切れ毛 |
|---|---|---|
| 毛の長さ | 長めの毛が多い | 短い毛が多い |
| 根元 | 白っぽい毛根が見えることがある | 毛根がない |
| 原因 | ヘアサイクルや脱毛症など | 摩擦、熱、カラー、乾燥など |
| 対策 | 経過観察や医療相談 | 扱い方とダメージ対策 |
朝シャワー後は、まずタオルで髪を包み、押さえるように水分を取ってください。こするより吸わせる。これだけで髪の負担は変わります。その後、目の粗いコームで毛先から少しずつほぐすのがおすすめです。根元から一気にとかすと、絡まりが途中で引っかかって切れやすくなります。
抜け毛と切れ毛の見分け方については、酢リンスではげる不安と抜け毛リスクでも詳しく触れています。別テーマの記事ですが、落ちている髪をどう見るかという考え方は、朝シャワーの不安にもそのまま役立ちます。
お湯だけ朝シャワーの注意点

お湯だけの朝シャワーは、夜にしっかりシャンプーしていて、朝は寝癖直しや軽い汗流しが目的なら、選択肢としてありです。特に乾燥しやすい頭皮の人や、夜も朝もシャンプーするとかゆくなる人にとっては、洗いすぎを避ける方法になります。
ただし、お湯だけなら絶対安全、というわけではありません。前日の整髪料が残っている、頭皮の皮脂が多い、運動後で汗をかいた、フケやかゆみが強い、においが気になる。このような場合は、お湯だけでは十分に落ちないことがあります。汚れが残ったままになると、頭皮不快感やかゆみにつながることもあります。
お湯だけ朝シャワーを試すなら、ただ髪を濡らすだけではなく、指の腹で頭皮を軽く動かすようにすすぐのがコツです。爪は立てないでください。頭皮は思っているよりデリケートです。かゆいからといって強くこすると、その刺激でさらにかゆくなることもあります。
お湯だけが向きやすい人
- 夜に整髪料を落としている人
- 朝は寝癖直しが目的の人
- 乾燥やつっぱりが出やすい人
- 朝シャン後にフケが増えやすい人
お湯だけに注意したい人
- 整髪料をつけたまま寝ることがある人
- 頭皮のベタつきやにおいが強い人
- フケ、赤み、かゆみが続いている人
- 脂漏性皮膚炎を指摘されたことがある人
つまり、お湯だけは万能ではなく、使い分けのひとつです。朝シャワーはげる不安があるからといって、急に全部お湯だけにする必要はありません。まずは週に数回、頭皮の反応を見ながら調整するくらいで十分です。
朝シャンと夜シャンどっち?

朝シャンと夜シャンはどっちがいいのか。結論から言うと、頭皮の清潔を保ちやすいのは夜シャンが向いていることが多いです。日中についた汗、皮脂、ほこり、花粉、整髪料を落としてから寝られるからです。
夜に汚れを落とさず寝ると、寝ている間に皮脂や整髪料が頭皮に残り続けます。枕にも付着しますし、頭皮がかゆくなりやすい人もいます。髪の毛さんとしては、寝る前に頭皮をリセットしてもらえると、かなり安心です。睡眠中は髪と頭皮を休ませる時間でもありますからね。
ただし、朝シャンにもメリットはあります。寝汗を流せる、寝癖を直しやすい、朝の気分がすっきりする、スタイリングしやすくなる。生活リズムによっては、朝に洗ったほうが快適な人もいます。だから、朝シャンか夜シャンかを勝ち負けで決める必要はありません。
| 洗うタイミング | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|
| 夜シャン | 整髪料を使う人、汗をかく人 | 濡れたまま寝ない |
| 朝シャン | 寝汗や寝癖が気になる人 | 乾かし不足に注意 |
| 夜シャンと朝すすぎ | 乾燥しやすい朝シャン派 | 朝は洗いすぎない |
| 朝夜どちらもシャンプー | 特殊な事情がある人 | 乾燥とかゆみを観察 |
おすすめしやすいのは、夜にシャンプーで汚れを落とし、朝は必要に応じてお湯すすぎや軽いリセットにする方法です。これなら、頭皮の汚れを残しにくく、朝の洗いすぎも避けやすいです。
ただ、夜遅く帰ってどうしても洗えない日もありますよね。そういう日は、翌朝にしっかり洗って清潔にすれば大丈夫です。完璧じゃなくていいです。続けられる形が一番。髪の毛さんは、あなたに無理なルールを押しつけたいわけじゃありません。
頭皮の乾燥とかゆみの対処

朝シャワー後に頭皮の乾燥やかゆみが出るなら、まずは刺激を減らすことが大切です。抜け毛の不安があると、つい「もっと清潔にしなきゃ」と洗いすぎてしまうことがあります。でも、かゆみや乾燥があるときに強く洗うと、頭皮のバリアがさらに乱れてしまうことがあります。
最初に見直したいのは、水温、シャンプー量、洗う時間、すすぎ、乾かし方です。熱いお湯を避ける、シャンプーを出しすぎない、爪を立てない、すすぎを長めにする、タオルでこすらない。シンプルですが、これだけで落ち着く人もいます。
シャンプーを変えた直後にかゆみや赤みが出た場合は、成分が合っていない可能性もあります。香料、保存料、洗浄成分、メントールなどは、人によって刺激になることがあります。新しい製品を使い始めてから症状が出たなら、いったん使用を中止して様子を見るのも大切です。
受診を考えたいサイン
- 強いかゆみが続く
- 赤みや湿疹がある
- フケが急に増えた
- 痛みや膿っぽさがある
- 円形に抜けている部分がある
- 3か月以上抜け毛が気になる
- 分け目やつむじが広がってきた
フケやベタつき、赤みが強い場合は、脂漏性皮膚炎、接触皮膚炎、毛包炎などの頭皮トラブルが隠れていることがあります。頭皮の脂漏性皮膚炎では、ケトコナゾールなどの外用抗真菌成分が症状改善に役立つ可能性が示されています[8]。こういうときは、セルフケアだけで粘りすぎないでください。髪の毛さんとしては、あなたの不安を長引かせたくないです。
また、発熱、手術、出産、急激な減量、強いストレスなどの2〜3か月後に抜け毛が増える場合は、休止期脱毛が関係することもあります[9]。M字やつむじ、分け目の広がりが続く場合は、AGAやFAGAなどの進行性の薄毛も考えます。
AGAやFAGAなどの進行性の薄毛が疑われる場合、ミノキシジル外用、男性型脱毛症に対するフィナステリドやデュタステリドなど、医学的に検討される治療があります。日本皮膚科学会のガイドラインでは、ミノキシジル外用は男性型・女性型脱毛症で推奨度A、フィナステリド内服とデュタステリド内服は男性型脱毛症で推奨度Aとされています[10]。ただし、使える薬や向き不向きは性別、年齢、持病、妊娠の可能性、服薬状況などで変わります。自己判断で始めるのではなく、医師や薬剤師に相談してください。
医療、医薬品、治療法、製品の仕様に関する正確な情報は公式サイトをご確認ください。抜け毛や薄毛の原因は人によって違うため、最終的な判断は専門家にご相談ください。
朝シャワーはげる不安のまとめ

朝シャワーはげるという不安への答えは、朝シャワー自体ではげるわけではないけれど、朝の忙しさで洗い方・すすぎ・乾かし方が雑になると、頭皮環境や髪に悪影響が出ることはある、です。ここを押さえておけば、必要以上に怖がらずにすみます。
朝シャンで抜け毛が目立つのは、すでに抜ける段階の毛がシャワーでまとまって見えているだけのことがあります。一方で、シャンプーしすぎ、熱いお湯、すすぎ残し、濡れたままのブラッシング、タオルの摩擦、高温ドライヤーは、頭皮の乾燥や切れ毛につながることがあります。つまり、見直すべきは朝という時間ではなく、洗い方と乾かし方です。
今日からの結論
- 朝シャワーだけではげると決めつけない
- 問題は朝シャワーではなく雑な朝シャワー
- 夜に洗った日は朝の追加シャンプーを見直す
- お湯はぬるめにして頭皮をこすりすぎない
- すすぎ残しと乾かし不足に注意する
- 抜け毛と切れ毛を分けて見る
- 薄毛の進行や頭皮症状があれば専門家に相談する
あなたが朝シャワーを続けたいなら、続けてもかまいません。ただし、髪と頭皮が嫌がるやり方は少しずつ減らしましょう。ぬるま湯、やさしい指使い、しっかりすすぐ、こすらず拭く、ドライヤーは離して動かす。この基本だけでも、髪の毛さんはかなり助かります。
そして、M字やつむじ、分け目の広がり、急な大量の抜け毛、円形の脱毛、赤みや強いかゆみがある場合は、朝シャワーのせいと決めつけずに皮膚科などで相談してください。朝の習慣を責めるより、原因をちゃんと見つけること。これが未来の髪を守る近道です。
朝シャワーは敵ではありません。敵は、眠気に負けた雑なケアです。怖がるより、今日のシャワーを少しやさしくする。私からのお願いはそれだけです。あなたの髪、まだまだ一緒に守っていきましょう。
よくある質問Q&A
朝シャワー後にすぐ帽子をかぶるのはよくない?
髪や頭皮が湿ったまま帽子をかぶるのは、蒸れやすいからおすすめしないなー。朝シャワー自体より、そのあとの湿気こもりの方を気にした方がいいぞー。
朝シャン後にワックスをつけても大丈夫?
つけてもいいけど、頭皮にべったりつけるのはアウトだなー。毛先中心に少量、夜には落とす。このくらいの距離感で付き合えー。
寝汗だけなら朝シャンした方がいい?
寝汗が気になる日は朝に軽く流すのもありだなー。ただ、毎回シャンプーで全力洗浄しなくてもいい場合はあるぞー。頭皮の状態を見て決めろー。
朝シャワー前にブラッシングした方がいい?
絡まりやすい髪なら、軽く整えてから濡らすのはありだなー。無理に引っ張るブラッシングは逆に髪がかわいそうだから、そこは優しくやれー。
朝シャン後に自然乾燥で出かけるのは?
急いでる気持ちはわかるけど、濡れたまま外に出るのは雑ケア寄りだなー。髪がこすれやすいし、頭皮も冷えやすい。最低限、根元だけでも乾かせー。
朝シャワー後に通勤で汗をかいたら洗い直すべき?
少し汗をかいたくらいで毎回洗い直さなくていいなー。気になるなら汗を拭く、帰宅後に整える。そのくらいで十分なことも多いぞー。
カラーやパーマ後も朝シャンしていい?
施術直後は美容師さんの指示を優先しろー。色落ちや乾燥が気になる時期は、朝シャンの頻度や洗い方を少し控えめにした方が無難だなー。
朝シャワーをやめれば抜け毛不安は解決する?
そこまで単純じゃないなー。朝シャワーをやめても、睡眠不足、ストレス、食事、整髪料の放置が雑なら頭皮は困るぞー。生活ごと見直せー。
参考文献
- Mayo Clinic「Hair loss – Symptoms and causes」
- MSD Manual Professional Edition「Alopecia」
- Punyani S, et al.「The Impact of Shampoo Wash Frequency on Scalp and Hair Conditions」
- Lazzarini R, et al.「Allergic contact dermatitis by shampoo components」
- American Academy of Dermatology Association「10 hair care habits that can damage your hair」
- Lee Y, et al.「Hair Shaft Damage from Heat and Drying Time of Hair Dryer」
- Dias MFRG「Hair Cosmetics: An Overview」
- Naldi L, et al.「Seborrhoeic dermatitis of the scalp」
- Malkud S「Telogen Effluvium: A Review」
- 日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」

